ナマコと言えば食べ物?
ナマコのイメージはやっぱり最初に出てくるのは食べ物ですかね。
ナマコ料理が一般的に浸透していますし、ネットで調べればレシピもたくさん出てきます。
三大珍味でお馴染みの「このわた」はナマコの腸(はらわた)の塩辛の事ですし、「このこ(ナマコの生殖巣を干したもの)」なんかも高級珍味として知られています。
ナマコの外見については皆さんご存知だと思いますが、こんなやつをよく食べようと思いましたよね。最初に食べた人はもう今日中にナマコ食べないと倒れてしまう!っていうくらい追いつめられていたのでしょうか。
(画像はwikipediaより)
このくらいおいしそうに料理されていれば、何の疑いもなく食べてしまうのですがね。
そもそもナマコを食べる国はあまりないようで、生でいろいろ食べるのは日本人だけらしいです。
ナマコに含まれる「サポニン」は魚に対して強い毒性もあるため、すり潰したナマコを海に撒いて、気絶して浮いてきた魚を捕るという漁が世の中にはあるらしいです。鬼のような所業ですな。
ナマコの特徴
ナマコをじっくりと観察したことがある人って世の中にそういないと思いますが、皆さんなんとなく「動かない」というイメージはあるのではないでしょうか。
どうしてナマコは動かないのか?
このような疑問を持って調べた人がちゃんといるというのだから驚きです。
「スケーリング」を参考としたらしいですが、「スケーリング」とは身体の大きさが変わることで、何がどのように変わっているのかを調べる学問です。
これによりエネルギーの消費量というのが計算できるそうで、実に人間の1時間分のエネルギーをナマコは2日かけて消費するそうです。
まぁ、この説明で「だからナマコは動かないんだね」と言われても、「えぇ……」という回答しかできないですが。
ナマコの食事
エネルギー足りひんのやったらたくさん飯食ったらええがな!と大阪弁でツッコミを入れたい気持ちも分かりますが、先ほどの話はエネルギー消費量ですからね。
たったそれだけの効率でしかエネルギーを消費できないとなれば、例えエサが豊富にあったとしても過剰に摂取というわけにはいかないのでしょう。
しかしながら世の中には体長2mを超えるサイズのナマコ(オオイカリナマコ)が存在したり、「巨大ナマコ」として知られるバイカナマコは体長80cm前後、胴回りは衝撃の1m超というビックサイズナマコの情報もあるわけで、そう考えるとナマコという種は巨大化が可能なわけです。
巨大化するにはエネルギー過剰摂取は必須であり、巨大化が可能であるならばエネルギーの過剰摂取も可能ではないかと愚考しますが、「早く動くためにご飯いっぱい食べなさい」という理屈を立てるつもりが、「ご飯いっぱい食べたら早く動けない」気もしてきて、俺は一体何が言いたかったのか分からなくなります。(<?)
いやそもそもナマコは毎日何を食ってんだよ?と思って調べたら、まさかの「砂」。海の中は厳しい世界ですね。
ナマコが早く動かないのは食事の量より質が問題なんじゃないのかと思いましたね。
ナマコ愛が出てきた
なんか色々調べてたらナマコが愛おしくなってきました。
ナマコは砂なんか食ってんじゃないよ。もっと肉を食べなさい。肉を。
しかし冷静に考えてみれば、いくらご飯をたくさん食べたからって日本人がアメリカ人になれるわけではないのです。
日本の近海にいるナマコがいくら飯食べようが、肉を食べようが、ナマコ界のレジェンドであり、一部ではUMAとさえ言われる「バイカナマコ」に勝てるわけないのです!
何でわたしの中で日本のナマコが「バイカナマコ」に戦いを挑むことになってるんですかね?
さておき。
ナマコは調べれば調べるほど不思議な生き物ですが、是非とも人類のガン克服のために頑張ってもらいたいと思います。(謎の結論)